電気亜鉛メッキ鋼板・ボンデ(SEHC-P/C・SECC-P/C)

電気亜鉛メッキ銅板は、熱間圧延鋼板に電気亜鉛めっきをしたSEHCと冷間圧延鋼板に電気亜鉛めっきをしたSECCがあります。規格は同じG3313で、外見上の違いはありません。岡本金属では、熱延原板(SEHC-P・SEHC-C)、冷延原板(SECC-P・SECC-C)の両方を取扱いしています。納期は中1~3日営業日です。お急ぎの場合、一度ご相談下さい。

 

電気亜鉛メッキ鋼板

 

電気亜鉛メッキとは

電気亜鉛メッキは、亜鉛溶液の中に鋼板を浸した状態で電流を流して鋼板に亜鉛を付着させる方法です。表面の亜鉛層の厚みは非常に薄く均一。見た目は薄いクリーム色の美麗で、様々な加工性に富みます。溶融亜鉛めっきに比べて耐食性に劣る傾向があり、過去には腐食を防止するためにクロメート処理を施していましたが、環境負荷の観点から現在では有害物質の6価クロムを使用しないクロムフリー処理が標準となってます。クロムフリー処理の方法も、現在各メーカーにより様々な方法が開発されてます。

電気亜鉛メッキ鋼板(SEHC-P・SEHC-C)

用途 一般用
適応厚さ(㎜) 1.6~4.5
機械的性質 引張強さ270N/mm2以上
規格 JIS G 3313

SEHC

熱間圧延鋼板(SPHC)に電気メッキを施した鋼板。弊社では0.5~3.2mm厚の鋼板を取扱いしています。

SEHC-P

熱間圧延鋼板(SPHC)にリン酸(P)処理を施し鋼板の表面に微細な凹凸を発生させ塗装時の密着性を向上させています。後工程で塗装されることを前提に開発された塗装用鋼板です。

SEHC-C  

塗装無しで耐食性が良い電気メッキを施した熱間圧延鋼板。各メーカー独自の方法で表面に耐蝕処理を施した鋼板です。メッキ層の上に有機被膜を施して耐食性を向上させ、塗装の後工程無しでそのままの状態で使用されることが多いです。

機械的性質 引張試験特性(熱延原板の場合)

記号の種類SEHC

引張強さ(N/mm2) 伸び(%)
厚さ(㎜) 試験片
270以上 16以上2.0未満 29以上 5号 圧延方向
2.0以上2.5未満 29以上
2.5以上3.2未満 29以上
3.2以上4.0未満 31以上
4.0以上4.5未満 31以上

引用元:JIS G 3313 電気亜鉛メッキ鋼板及び鋼帯

 

電気亜鉛メッキ(SEHC)メリット

熱間圧延鋼板(SPHC-P)に電気メッキをした鋼板で、メーカーの製造範囲は1.6~3.2㎜厚になります。耐食性の向上で1次防錆に優れ、製造工程上の防錆の管理が容易です。コスト的には電気亜鉛メッキ鋼板(SECC-P)より約10~15%下がります。

電気亜鉛メッキ(SEHC)デメリット

熱間圧延鋼板(SPHC-P)を原板にしている為、同じ電気亜鉛メッキ鋼板(SECC)に比べプレス加工時の加工性や表面の平坦度、美麗さが劣ります。価格は熱間圧延鋼板(SPHC-P)に比べて約20~30%高くなります。

電気亜鉛メッキ(SEHC)取扱い種類

SEHC-P・SEHC-C

電気亜鉛メッキ(SEHC-P・SEHC-C)取扱いサイズ(㎜)

1.6 2.0 2.3 3.2㎜

電気亜鉛メッキ(SEHC)主な用途

SEHC-P

配電盤、鋼製家具部品、産業機器部品など塗装して使用する部材全般

SEHC-C

家電、照明製品部品、産業機器部品など塗装なしで使用する部材全般

ミルシート

事前のお申し出があればご用意いたします。

電気亜鉛メッキ鋼板 SEHC-P・SEHC-C在庫

  3’×6′ 4’×8′ 5’×10′ その他
厚み(mm)        
1.6  
2.0    
2.3  
3.2  

納期

▲印は、弊社提携会社様置き場になります。納入に中1~3営業日いただきます。

鋼鉄・鉄板在庫一覧

 

電気亜鉛メッキ鋼板(SECC-P・SECC-C)

用途 一般用
適応厚さ(㎜) 0.4~3.2
機械的性質 引張強さ270N/mm2以上
規格 JIS G 3313

SECC

冷間圧延鋼板(SPCC)に電気メッキを施した鋼板で主に0.5~1.6mm厚になりますが、近年はそれ以上の3.2mm厚迄のSECCもあります。弊社では0.5~3.2mmの鋼板を取扱いしています。

SECC-P

冷間圧延鋼板(SPCC)表面に電気亜鉛メッキを行いリン酸塩(P)処理を施すことにより、表面に微細な凹凸が生じた塗装密着性が高い塗装用鋼板。

SECC-C  

冷間圧延鋼板(SPCC)に電気亜鉛メッキを施した上に有機被膜などの耐食性を上げる処理を施し、塗装無しでの使用を前提にした耐食性が高い鋼板。

電気亜鉛メッキ(SECC)メリット

冷間圧延鋼板(SPCC)を使用するため、電気亜鉛メッキ(SEHC)に比べてプレス加工などの加工性に優れ、表面の凹凸が少なく平坦度が高く美麗です。

電気亜鉛メッキ(SECC)デメリット

冷間圧延鋼板(SPCC)を使用するため、電気亜鉛メッキ(SEHC)に比べて価格は約10~15%高くなる傾向があります。

電気亜鉛メッキ取扱い種類

  • SECC-P
  • SECC-C(弊社では神戸製鋼所のGX-K2になります)

電気亜鉛メッキ(SEHC)取扱いサイズ(㎜)

SECC-P

0.5 0.6 0.8 1.0 1.2 1.6

SECC-C

0.6 0.8 1.0 1.2 1.6 2.0 2.3

電気亜鉛メッキ(SEHC)主な用途

SECC-P

家電製品、鋼製家具、産業機器部品など塗装して使用するもの全般

SECC-C(神戸製鋼(株)のSECC-GX-K2)

家電製品、照明器具、産業機器など塗装などを行わないで使用するもの全般

ミルシート

事前のお申し出があればご用意いたします。

電気亜鉛メッキ鋼板(SECC-P・SECC-C)在庫

電気亜鉛メッキ鋼板 (SECC-P) 在庫

  3’×6′ 4’×8′ 5’×10′ その他
厚み(mm)        
0.5        4’x2000
0.6      
0.8    
1.0  
1.2  
1.6  

納期

▲印は、弊社提携会社様置き場になります。納入に中1~3営業日いただきます。

電気亜鉛メッキ鋼板 (SECC-C) 在庫

*弊社ではSECC-Cは神戸製鋼所のGX-K2になります

  3’×6′ その他
厚み(mm)    
0.6  
0.8  
1.0  4’x1000
1.2  4’x1000
1.6  4’x1000
2.0  
2.3  

納期

▲印は、弊社提携会社様置き場になります。納入に中1~3営業日いただきます。

鋼鉄・鉄板在庫一覧

電気亜鉛メッキ鋼板(SEHC-P・SEHC-C)の銅板・切板なら岡本金属にご相談下さい

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